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クラウドファンディング事業って儲かるの?

家入一真氏が経営するCAMPFIREが、融資事業を来春からスタートするとのこと。CAMPFIREの業界でのシェアってどうなんだっけ、と気になったので調べてみた。

クラウドファンディングの形態

クラウドファンディングは大きく分けて下記の5つに分類される。現状、日本で一番ポピュラーなのは購入型のクラウドファンディング。

購入型…出資者は、出資の金額に合わせて商品やサービスを受け取る。

融資型…銀行よりも高い金利で不特定多数の出資者から資金を集める。出資者には事業内容は見えず、信用度や特性でグループ分けされて出資の対象になる。融資型事業を開始するためには貸金業登録が必要。

ファンド型…特定の事業に対して出資者を募り、予め定めたスキームに従い配当等を分配。

寄付型…文字通り寄付で、出資者にリターンなし。

株式型…出資すると株式が付与される。配当を受け取れるかどうかは事業の状況による。出資者は株式を売却することによって資金を回収する。

また、プロジェクトはAll or nothing方式(目標金額に満たない場合、プロジェクトが成功れない形式)と、All in形式(目標金額に満たなくても、集まった分を調達できる)に分けられる。All in nothing形式でプロジェクトが不成立の場合、各出資者には払い込んだ金額が返金される。 

購入型クラウドファンディングの主要プレーヤー

日本で主流となっている、購入型のクラウドファンディングの主要プレーヤーを比較してみた。 

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こちらのサイトによると、累計支援額では先発のREADYFOR?が1位(24億円)、2位がMakuake(15億円)、3位がCAMPFIRE(10億円)、4位がMotionGallery(8億円)となっている。一方で、単月の支援額で見てみると、1位がMakuake(1.2億円)、2位READYFOR?(1億円)、3位CAMPFIRE(1億円)と、後発のMakuakeが勢力を強めていることがわかる(いずれも2016/7現在)。また、CAMPFIREは2016年2月に、手数料を20%から5%に下げたあとから急激に伸びているため、12月現在ではもしかしたら1位になっているかも。

上記の単月の資金調達額から、各サービスの月次の売上を推測してみた。

Makuake 1.2億円*20%=2400万円

READYFOR? 1億円*17%=1700万円

CAMPFIRE 1億円*5%=500万円

マネタイズの方法は各社他にもあるとは思うが、これだけではとても儲からなそう。CAMPFIRE家入氏は「さらに伸びを維持すれば月間で5億円から6億円は持っていける」と予想しているが、6億の5%でも月商3000万円、年商3.6億に留まる。融資事業への参入はより利益率の良いところへシフトしたいという意向があるのかもしれない。

日本では東日本大震災後から知名度を得たクラウドファンディングだが、米国ではそれより一足早く広がりを見せている。2015年12月時点で、indiegogoの累計調達額は8億ドル(約1000億円)であり、226の国や地域で利用されている。(詳細はこちら

プラットフォーム事業は基本的に先に囲い込んだほうが勝ちだし、日本のクラウドファンディング各社がKickstarterやindiegogoの規模にいたるのは相当難しい。逆に、資金力もあり、手数料も安い米国大手に日本各社が飲み込まれる可能性は十分にある。

まとめ

クラウドファンディングはここ数年で大きく知名度を上げたが、思ったより儲からないし日本で企業としてスケールするのは結構大変そう。